最古の香水

最古の香水

オーデコロンは
eau de Cologne

・

eau ＝　水
Cologne　＝　ケルン

・

フランス語で
「ケルンの水」
と言う意味です

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この「ケルンの水」は
17世紀にイタリア人の
理髪師フェミニスが
ドイツのケルンで

アクアミラビリス(奇跡の水)

という名前で
売り出したのが始まりです

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それは高純度のアルコールに
ハーブを漬けたもので
胃薬としても
使える万能薬だったようです

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この最古なる香水の起源は
イタリアフィレンツェ
サンタ・マリア・ノヴェッラの
「王妃の水」だとも
言われています

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ケルンでは
オーデコロンの本家はどちら？
と元祖争いになるのが

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「ファリーナ」と
「４７１１」

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オーデコロンの老舗ファリーナは
調香師ジャン・マリア・ファリーナが
1709年に創業し

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香水博物館ファリナハウス
として現存しています
時系列では
こちらが元祖なのですが

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最も知られているのが
ミューレンス社の

「4711」

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1792年ドイツ
ウィルヘルム・ミューレンスは
結婚式祝いとして修道士から

羊皮に書かれた
オーアドミラブル(素晴らしい水)の
レシピ調合法を貰い作ったとされる香水

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ドイツ・ケルン市グロッケン通り
「4711」はミューレンス社の
仕事場だった建物の番号なのです

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３００年以上の時を超え
守り継がれる
オーデコロンの香りは

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ゲーテやワーグナーなど
歴史に名を残した貴族たちにも愛され

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あのナポレオンも愛用し
戦地に赴く時には兵士にも配り
士気を高めていたそうです

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初めてドイツのケルンに行ったのは
もう２５年も前のこと

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ケルンの中央駅を出て
見上げると
ゴシックの最高傑作と称される
「ケルン大聖堂」に
圧倒されたのを
今でも覚えています

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